9784588213915

河岸(かし) (ものと人間の文化史 139)

川名 登【著】

2007

法政大学出版局

「河岸」とは何か(河岸=かし、各地の河岸、津と河岸)、河岸のなりたち(大量輸送の発生、河岸が生まれる、小川にも船が、年貢米の江戸集中策、河岸問屋の誕生、運上金をしのぐ荷物の輸送)、河岸と湊(東廻り海運と利根川水運、銚子に築港、本格化する江戸廻米、安全航路を求めて、関東河川の改流、銚子の川口テンデンしのぎ、湊の機構―御穀宿から小宿まで―、海の船から川の船へ)、江戸の河岸(物流のターミナル、河岸地・物揚場と掘割、船が江戸に入ると、艀下(はしけ)宿の縄張争い、奥川筋船積問屋)、河岸の構成(村の中の町、交通に生きる人びと)、河岸の生態(河岸の主役―河岸問屋―、河岸問屋の仕事と報酬、広い屋敷で多角経営、ところ変われば―特異な河岸―、河岸の商人、蝦夷地産の村方貸付、魚肥を求めて、五十集と棒手振)、うごめく河岸(船持の闘争、河岸の底辺、遊廓盛衰記、利根川の夜船、木下茶船)、河岸の衰退(新河岸・新道の出現、鮮魚荷物は付け通し、問屋・船持の困窮、船乗り・馬士の闘争と地域市場、明治期の河岸と水運)。

B6282頁

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第三部[日本経済史]3-13.商業

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