ナショナル・ヒストリーを超えて

小森 陽一,高橋 哲哉【編】

1998

東京大学出版会

まえがき(高橋)、文学としての歴史/歴史としての文学(小森)、「国語」教科書のなかのナショナル・ヒストリー(紅野謙介)、母を辱めるな(徐京植)、愛は植民地を救うか?(イ・ヨンスク)、司馬遼太郎の歴史の語り(成田龍一)、「自由主義史観」と歴史教育(義江彰夫)、「よりよい日本人」という形象を超えて(李孝徳)、懺悔の値うちもない(大越愛子)、国民の心象地理と脱—国民的語り(姜尚中)、民族・歴史・愛国心(川本隆史)、忘却のための「国民の物語」(岩崎稔)、雑誌メディアとナショナリズムの消費(吉見俊哉)、否定論の時代(高橋)、記憶の未来化について(ヨネヤマ・リサ)、ルナンの忘却あるいは〈ナショナル〉と〈ヒストリー〉の間(鵜飼哲)、戦争の記憶と歴史研究(古田元夫)、儀礼としての性暴力(長谷川博子)、個の身体の記憶からの出発(佐藤学)、あとがき(小森)

B6判327頁

日本語 / Japanese

第一部[総覧]1-8.歴史一般

1 General History 1-8. History in General