社会経済史学

社会経済史学会

2002

68(1)

ベルリン圏の都市化と近郊ゲマインデの自治—19世紀末〜20世紀初頭期テルトウ郡の実態に即して—

加藤 房雄

本稿の課題、都市化の進展とペンドラー層の生成(ベルリン圏鉄道網の拡充、ペンドラー労働者の統計的概観)、近郊ゲマインデにおける自治の諸相(シャルロッテンブルクとドイチュヴィルメルスドルフの角逐、マリーエンドルフによる警察管区の新設、マリーエンフェルデの排水設備、グーツベツィルクのゲマインデへの合併、ケーニヒス・ヴスターハウゼンの力量と「ゲマインデ自由」、アイヒヴァルデの請願とゲマインデの三類型、テルトウ運河の建設と近郊ゲマインデの貢献)、結語。

日本語 / Japanese

第五部[西洋経済史]5-2.人口・集落・移植民

5 European & American Economic History 5-2. Population, City, Village & Migration