甲南経済学論集

甲南大学経済学会

1972

13(1-3)

箱館奉行所附御用達について—いわゆる欠乏品貿易の諸品仕入方を主な任務としたる—

大山 敷太郎

はしがき、本稿依拠主要史料とその史料的価値、天明・寛政年間以降の北辺の多事と蝦夷地の直轄化、安政元年和親条約の締結に伴う箱館開港の要求により近郊の亀田に新装の箱館奉行所の建設に着手、ペリーの箱館廻航と箱館市中の動揺、箱館奉行所附御用達の人選、箱館奉行所附御用達の身元調、箱館奉行所附御用達の申渡・御請書、箱館奉行所附御用達の処遇とその社会的地位、安政4年箱館表運送御備船順捷丸乗廻方と為替御用の新任務を帯びて御用達さらに2名登用される、欠乏品の供給方法と御用達への報酬および幕府の収得—むすびに代えて—、よりなる。

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第三部[日本経済史]3-14.貿易

3 Japanese Economic History 3-14. Trade

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