講座比較文明 1 比較文明学の理論と方法

伊東 俊太郎,梅棹 忠夫,江上 波夫【監修】 ; 神川 正彦,川窪 啓資【編】

1999

朝倉書店

総論・比較文明学という学的パラダイムの構築のために(神川)、〔思想—見直しの座標軸〕ギリシアにおける哲学の優位と歴史の蔑視—ヘロドトスを見直す(東千尋)、イスラーム世界と差異性(黒田壽郎)、ヨーロッパ「近代」への危機意識の深化—ドストエーフスキイの西欧文明観(高橋誠一郎)、ヨーロッパ「近代」への危機意識の深化—ニーチェとフーコー(中川久嗣)、〔理論—批判的展開〕トインビーのルネサンス論をめぐる再検討—中国のルネサンスと西欧の「古代・近代論争」(三宅正樹)、世界システム論と比較文明学—ウォーラーステインとブローデルをめぐって(湯浅赳男)、比較文明学の理論的可能性—中国の視点から(朱捷)、比較文明学の理論的可能性—アメリカの現況展望から(川窪)、〔方法—新しい知の形成のために〕概念構成の枠組み—文明と文化の統合から(柴田隆行)、社会学から「比較・文明」学へ—学問的ブレークスルーに向けての一私見(園田茂人)、比較文明学の学的基本性格—知の組み換えのために(神川)、あとがき、索引。

A5判199頁

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第一部[総覧]1-8.歴史一般

1 General History 1-8. History in General