構造主義の歴史 下巻 白鳥の歌—1967〜1992年

フランソワ・ドッス【著】 ; 清水 正,佐山 一【訳】

1999

国文社

謝辞、序文、〔いくつかの亀裂〕チョムスキー 新たな境界? デリダ あるいは超・構造主義、デリダによる歴史化とその削除、バンヴェニスト—フランスでの例外、クリステヴァが第二のバルトを誕生させたとき、デュルケーム派の第二の息吹—ピエール・ブルデュー、1967・68年—出版界の沸騰、構造主義そして/あるいはマルクス主義、マスメディアでの成功、批評の激しい火勢、〔68年5月と構造主義、あるいは誤解〕熱狂の地ナンテール、ジャン=ポール・サルトルの復習、ラカン「街頭におりたのは、構造だ。」、制度化・大学の征服、構造主義のヴァンセンヌ大学、雑誌業界はあいかわらず好調、アルチュセールの格子が支配する、アルチュセールの格子が内破する、〔科学主義、美学、歴史のあいだの構造主義〕形成化の幻影、文学のはでな喪からテクストの快楽へ、哲学と構造—他者の像、歴史と構造—和解、フーコーと歴史の解体—『知の考古学』、フーコーと歴史の解体—『監獄の誕生』、ヌーヴェル・イストワールの黄金時代、〔構造主義パラダイムの衰退〕幻滅—収容所体制の影響、幻滅—科学主義の息切れ、幻滅—倫理の復帰、再生産から調整へ、中間の道—ハビトゥス、最後に招かれた者—地理学が認識論に目ざめる、抑圧された者の復帰—主体、ミッシェル・フーコー—生(バイオ)・権力(パワー)から自己の美学へ、自律主体、歴史性の復帰、指導的思想家たちの消失、普遍主義モデルの危機と諸学問分野の後退、構造自然主義、プログラムの同化、〔時間、空間、対話性〕追放された歴史の女神、位相・論理、ひとつの対話性に向って、訳者あとがき。

B6判556頁、人名索引・文献表24頁

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第一部[総覧]1-8.歴史一般

1 General History 1-8. History in General