魚澄先生古稀記念国史学論叢

魚澄先生古稀記念会【編】

1959

魚澄先生古稀記念会

全56論文中経済史に関連あるものは次の如くである。なお魚澄先生略年譜及び著作目録を付す。中世港町における航運活動—高野山領備後尾道を中心にして—(青木茂)、大阪の洋学—その勃興期の様相—(有坂隆道)、続日本紀に表れた対蝦夷政策—時代的変遷について—(鋳方貞亮)、生成過程における家塾と藩学との関係(石川謙)、高野山領紀伊国荒川荘(今井林太郎)、初期条約改正史上におけるジュ・ブスケの寄与(梅渓昇)、下野国府の所在地考(大島延次郎)、南北朝の動乱を契機とする武士団性格の変化(河合正治)、班田図と条里制(岸俊男)、狭山藩の家中騒動(木村武夫)、家光の大名統制について(熊田重邦)、広島藩の商業統制(後藤陽一)、朴金山—東北地方金山経営の一型態—(小葉田淳)、土井藩の農兵—日本軍隊生誕期の一考察—(小林茂)、宿駅の宿という称呼について(坂本太郎)、近世大阪における証券市場の展開(作道洋太郎)、近世封建貢租に関する一考察—貨幣地代の成立過程—(塩野芳夫)、中世荘民の生活—和泉国日根荘について—(柴田実)、「間重富」小論(末中哲夫)、坂上七名と平野の荘園(曽根研三)、幕末維新期における岡山藩の兵制改革(谷口澄夫)、樽廻船輸送の海損分担(津川正幸)、文政段階における種物及び油に関するいわゆる「国訴」について—近世後期の絞油業の展開と幕府の油業統制(その2)—(津田秀夫)、大化前代における美濃について(直木孝次郎)、和泉国近木荘—惣的結合への方向を中心として—(福尾猛市郎)、瀬戸内海の古港、備前の牛窓について(藤井駿)、防長のおぢい達—藩政下次三男の境涯—(松岡利夫)、田堵について(松岡久人)、初期太閤検地の一性格—天正11年河内加納村水帳について—(宮川満)、廻漕会社の興廃(宮本又次)、尼崎藩の銀札(八木哲浩)、藩政改革の一考察—鳥取藩の請免制をめぐる—(山中寿夫)、大化前代の播磨(横田健一)、佃経営に関する2・3の問題(吉田晶)、近世における白山麓の出作り関係史料—白峰村のむつし文書を中心として—(若林喜三郎)、近世中期における地方商人生活—安芸国竹原下市を中心として—(渡辺則文)。

B5判828頁

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第二部[日本歴史]2-1.通載

2 Japanese History 2-1. General

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