裁判と法の歴史的展開
杉山 晴康【編】
1992
敬文堂
〔杉山晴康先生古希記念論文集〕戦国末期の水論裁判—三好長慶の裁許状—(井ヶ田良治)、明治4年・岡山県下赤坂郡農民騒擾裁判小考(中山勝)、司法省裁判所私考(浅古弘)、明治期司法官の近代法適用をめぐる逡巡—旧刑法の運用実態分析・総則規定を中心として—(岩谷十郎)、明治初期司法制度史研究の現状(菊山正明)、大阪アルカリ事件における工場公害と訴訟(小沢隆司)、中国刑事法における表の世界と裏の世界(小口彦太)、中・近世ケルン市における魔女裁判(林毅)、帝国都市フランクフルトの参審人裁判所とオーベルホーフ機能(小倉欣一)、中世コモン・ローにおける和解譲渡(沢田裕治)、藤原宮子の称号問題について(龍前佳子)、京都篝屋の一時中断・再開を巡る一考察(下沢敦)、南北朝期の寺院法式—雲州鰐淵寺の寺院法式—(清田義英)、明治初年のキリスト教弾圧とフランスの対日外交(中島昭子)、明治初期棄児養育立法の性格—初期公的救助における補足性の法構造—(赤石壽美)、元老院の権限問題—国家形成における地方と中央—(藤田正)、旧刑法における「祖父母父母ニ対スル罪」の成立(矢野裕子)、明治40年内閣官制の改定と軍令(山中永之佑)、現行刑法の制定とその意義(吉井蒼生夫)、政和8年折杖法考(川村康)、ホルテンシウス法(lex Hortensia)以前のトリブス(tribus)集会について(原田俊彦)、ローマ元首政初期における勅法の法源性(佐藤篤士)、K・クレッシェルの「法制史」観とヘルメノイティク(岩野英夫)、Enfiteusi考(村上義和)。
A5判606頁
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第二部[日本歴史]2-19.全集・論文集
2 Japanese History 2-19. Complete Works, Collected Works & Collection of Essays
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