経済論叢

京都大学経済学会

1958

81(5)

元朝の成立期ころにおける蒙古民族の鉱工業について

伊藤 幸一

元朝の成立期ころにおける蒙古民族は、その生活を主として狩猟・牧畜に依存していたが、その間鉱工業も次第に発達しつつあった。しかしこれによって利益を受けたのは貴族ないし領主たちであり、鉱工業を発達させるために重税を課せられた一般の蒙占の生活は困窮し、貧富の差が生じた。

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第四部[東洋経済史]4-4.工業

4 Oriental & African Economic History 4-4. Industry

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