ユーラシア外交史研究—ユーラシア外交史の試み:露独関係の展開と東アジア—

三宅 正樹【著】

2000

河出書房新社

地政学者マッキンダーにおけるユーラシアとハートランド、ビヨルケの密約を中心として見た第一次世界大戦前の露独関係と東アジア、山県有朋の「日露同盟論」、外相石井菊次郎と第一次世界大戦下の露独関係、後藤新平の「新旧大陸対峙論」、日独防共協定と日独伊三国同盟、珍宝島事件とユーラシア大陸の力学、〔第一次世界大戦下の日本とロシア〕駐日ロシア大使マレフスキーと雑誌『太陽』、元老と外交、対露武器供与問題と第4回日露協商、〔第二次世界大戦をめぐって〕1939年の世界、可能性からみた昭和外交史、日米戦争回避の可能性、日独伊三国同盟はなぜ結ばれたのか、リッベントロップ、〔ドイツの歴史学と日本〕オットー・ベッカーの東アジア外交史、石井菊次郎とオットー・ベッカー、〔ロシア外務省外交文書集とポクロフスキー〕ロシア外務省外交文書集の独訳版と邦訳版、オットー・ヘッチュによる独訳版の構成と内容、外務省調査部邦訳版とその批判、東亜研究所によるペルシャ関係外交文書の邦訳、ポクロフスキーをめぐって、1930年代への展望、あとがき、初出一覧、人名索引、著者略歴。

A5判295頁

日本語 / Japanese

第一部[総覧]1-8.歴史一般

1 General History 1-8. History in General