20世紀をいかに越えるか—多言語・多文化主義を手がかりにして—

西川 長夫,姜 尚中,西 成彦【編】

2000

平凡社

序・歴史的徴候としての多言語・多文化主義(西川)、多言語・多文化主義をアジアから問う(同)、〔越境と記憶〕共同体という幻想(姜)、「インターナショナリズム」は〈饅頭問題〉を越えられたか(林淑美)、「日系アメリカ人」の創造(米山裕)、多国籍民族共同体の模索(玄武岩)、出来事の「歴史記述」・抵抗としての「歴史記述」(崎山政毅)、「ここではない場所」への想像力(今福龍太)、〔テキスト、そして歴史を読みなおす〕鼠坂殺人事件/複数の胸騒ぎをかきたてるための読書(西)、漱石の20世紀(中川成美)、デカンショ節再考(細見和之)、私、「私」、「「私」」……M/other('s) Tongue(s)(岡真理)、〔植民地主義の彼方へ〕もうひとつ別の近代(ギヤン・プラカーシュ)、ポストコロニアル・フェミニストの映像テクスト(池内靖子)、超越と内在(細見)、「周縁」からみた「歴史」(レベッカ・ジェニスン)、日本はクレオール性の零度か?(三浦信孝)、編者からのレスポンス(姜・西・西川)。

A5判496頁

日本語 / Japanese

第一部[総覧]1-8.歴史一般

1 General History 1-8. History in General