東と西の医療文化
吉田 忠,深瀬 泰旦【編】
2001
思文閣出版
医史学と私(酒井シヅ)、〔Ⅰ〕中国医籍記録年代総目録(16世紀以前)(真柳誠)、和漢薬の来源(小曽戸洋)、浅井周伯の養志堂の講義録—松岡玄達自筆本再考—(山田慶兒)、〔Ⅱ〕庸医—江戸時代の民間医師—(白杉悦雄)、三浦梅園の解剖学的知見の変容過程—とくに『贅語』身生帙初期稿本への山脇東洋『蔵志』の影響について—(近藤均)、神の模倣としての人体—17世紀初頭西欧のアナトミアと日本で最初に翻訳された解剖学書—(月澤美代子)、もう1つのハイステルの書(吉田)、幕末における西洋精神医学の受容(昼田源四郎)、〔Ⅲ〕江戸の銭湯にみる養生と清潔(鈴木則子)、梅毒の文化史的研究序説(福田眞人)、老いと痴呆へのまなざし—江戸から明治への連続と非連続—(新村拓)、〔Ⅳ〕明治期の侍医制度と池田文書(遠藤正治)、歩兵屯所附医師の医療活動—わが国軍医制度の濫觴—(深瀬)、東アジアにおける近代女子医学教育の成立と展開—中国・朝鮮を中心として—(三崎裕子)、占領期の病院改革(杉山章子)、〔Ⅴ〕On the Reception of Western Medicine in Seventeenth Century Japan (Wolfgang Michel), Disease Dissemination in the Early Modern World: Connecting East and West (Ann Jannetta), Causal Theories of Beriberi during the Early Meiji Period: The Early Formation of a Network around the Theory of Beriberi being an Infection (Christian Oberlander)、 酒井シヅ教授略歴・業績目録、あとがき(吉田)。
A5判439頁
日本語 / Japanese
第一部[総覧]1-8.歴史一般
1 General History 1-8. History in General