歴史学研究

歴史学研究会

1954

167

天皇制の物質的および社会的基礎について

守屋 典郎

半封建的な官僚と大土地所有者との国家機構として成立し、資本主義の発達にともなつて帝国主義の機構となつた天皇制も、ブルジョア的な君主制とはならず、絶対主義君主制である。その物質的基礎は資本主義そのものではなく、これに包摂され、資本主義的収取と結合して、これを極度におしすすめている封建的な諸関係がその基礎に横たわることを、詳細に検討究明したものである。

日本語 / Japanese

第二部[日本歴史]2-7.政治史

2 Japanese History 2-7. Politics

  • 日本
  • Japan
  • 法制・政治・軍事
  • Law, Politics & Military