人文学報
京都大学人文科学研究所
1954
4
初期明治政府の近代化政策の性格
坂田 吉雄
明治6年の征韓論の決裂は、「富国」を重んずる近代的官僚である大藏大輔井上馨と、「強兵」論者の軍部と結託した近代官僚の別の一派、すなわち江藤新平を頭とする司法省官僚との問の激しい争いの結果であり、更にその上に長州閥に対する薩摩藩側の勢力争いも加つていた。
日本語 / Japanese
第二部[日本歴史]2-7.政治史
2 Japanese History 2-7. Politics
- 日本
- Japan
- 法制・政治・軍事
- Law, Politics & Military