西洋史学

日本西洋史学会

1954

23

カイザー・ウイルヘルム2世の対露政策について

黒羽 茂

従来学界の定説であるビユーロー=ホルシユタイン中心主義のもつ偏向性を是正し、カイゼルの奔放な世界政策より出る積極的立場を尊重し、カイゼルを主軸にするドイツの初期対露政策が、まず1895年の対日三国干渉、1901年の極東三国同盟、その終結としての日露開戦という3段の頂点をもつて巧妙に運営されていたとする。

日本語 / Japanese

第五部[西洋経済史]5-13.政治・外交・法制

5 European & American Economic History 5-13. Politics & Law

  • 法制・政治・軍事
  • Law, Politics & Military