経済論叢

京都大学経済学会

1987

139(2・3) 合併号

ソーシャル・ダンピング論議について—日本におけるソーシャル・ダンピング問題(Ⅰ)—

奥 和義

1930年代初頭の世界恐慌下で、日本は為替低落を契機とした急速な輸出拡大を梃にして、世界に先駆けて景気回復を成し遂げたが、その輸出の拡大が各国からソーシャル・ダンピングとして排撃され、これに関し内外で論議がくりひろげられた。本稿はその非難、否定論、肯定論および、論議の終焉を検討したもの。

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第三部[日本経済史]3-14.貿易

3 Japanese Economic History 3-14. Trade

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