農業経済研究

農業経済学会

1955

26(4)

エヌ・ペ・オガリヨフと19世紀中葉におけるロシアの農業問題

山本 敏

まず18世紀末から19世紀にかけてのロシアの農村を瞥見し、ラヂシチェフ(1749-1802)及びベステリ(1793-1826)の農業綱領にふれ、ついでオガリョフ(1813-1877)の経済観、資本主義観、農村共同体観、さらに「農民解放」をめぐるかれの所説を述べ、それらの所説が農奴制崩壊期のロシア社会において果した役割について説明している。

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第五部[西洋経済史]5-12.社会経済思想

5 European & American Economic History 5-12. Economic, Political & Social Thought