社会経済史学
社会経済史学会
1983
49(2)
『苦難のとき』は過ぎたが—南部経済史への計量的接近その後—
増田 悦佐
『苦難のとき』は、Robert Fogal and Stanley Engermann; Time on the Cross, 1974を指す。同書に対し歴史学系経済史家の頑固派が不毛な論争を挑む中で、第二世代の計量経済史家の多くが、旧態依然たる南部像を、いかに擬似経済学的に正当化するかに腐心し、論争が外見的なはでさとは反対に実質が空虚だったことを説く。
日本語 / Japanese
第五部[西洋経済史]5-1.通載
5 European & American Economic History 5-1. General