経済研究

一橋大学経済研究所

1965

16(2)

トマス・マンの国家論

遠山 馨

『財宝論』に展開されているトーマス・マンの理論のうち、とくに政策論と国家論を取上げ、市民革命の前夜としての17世紀初期の問題を発展の方向において把えていたかどうか、「近代社会における国民的力と国民的優越の基礎」または「自然的国民的生産力の資本主義的および産業的利用」についてマンの考え方を考察する。

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第五部[西洋経済史]5-12.政治経済思想

5 European & American Economic History 5-12. Economic, Political & Social Thought