土地所有の政治史—人類学的視点—
杉島 敬志【編】
1999
風響社
序論・土地・身体・文化の所有(杉島)、〔土地政策をめぐる解釈〕ポリネシア・クック諸島における土地問題の淵源(棚橋訓)、マダガスカル・シハナカにおける土地と歴史意識(森山工)、イメリナの歴史空間における土地と土地をもたざる者をめぐる言説の変遷(深澤秀夫)、土地とアイデンティティ(田辺明生)、南インドにおけるヒンドゥー寺院の土地権益(杉本星子)、開発のゆくえ(関根久雄)、〔土地制度をめぐる解釈〕タイ国家の領土におけるカレンの土地権(速水洋子)、北タイ タイ・ルーの移住と守護霊祭祀(馬場雄司)、石油開発と「伝統」の創造、(槌谷智子)、「生きられた空間」の所有(林勲男)、人と政治を動かすヤップ社会の土地制度(須藤健一)、「開発」と「文化」(中村潔)、インドネシアの土地政策とリオ人の土地権(杉島)、土地はなぜ執着を生むか(春日直樹)、〔土地所有をめぐる諸問題〕土地の領有と所有(安田信之)、慣習的土地制度の外延(清水昭俊)、ジャワの耕地共有制度とその解体過程(加納啓良)、空間の切片(水島司)、あとがき、索引。
A5判476頁
日本語 / Japanese
第一部[総覧]1-9.経済史・経営史一般
1 General History 1-9. Economic & Business History in General