歴史学研究

歴史学研究会

1960

338

晉南朝の士大夫

越智 重明

晉時代士大夫が官僚制のなかに政治的支配階級としての性格を埋没させていたのが、南朝になると次第にそれを露呈し、唯一の政治的支配者層それ自体となったことを検討し、また皇帝が西晉時代士大夫に対し政治的支配者としての一体感をもっていたものが、南朝になると次第に「絶対」性を志向し、そうした意味での支配を強化するようになったことを述べ、その間に士大夫と貴族制との関連、貴族制の変質などの問題にもふれている。

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第四部[東洋経済史]4-13.政治・法制

4 Oriental & African Economic History 4-13. Politics & Law

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