唐代租調庸の研究 Ⅰ 色額篇

日野 開三郎【著】

1974

日野 開三郎

租調庸の制定と令文(武徳2年令の税制、租調庸制定の武徳7年令とその後の沿革)、租の色額(本色としての粟、租粟の額、租粟の折色、折役制の概要、租制における均額原則とその現実的破綻)、調の色額(本色としての絹綿布麻、端匹屯綟制と調額、折色、折色徴納の諸方式と雑折・雑有、州別指定調色目の検討、嶺南道の調庸制、調色指定の諸条件とその推移、綾絁絹・諸布・綿麻の価格関係、調制における均額原則とその限界、調の負担と役との関係、新唐書食貨志所伝調色額の妄謬)、庸の色額(役と庸、賦役令における庸の色額、調との関係から見た庸の実徴色額)、色額制に見る租調庸制の諸原則(丁対象賦課の原則、均額賦課の原則、物額物納の原則、任土作貢の原則、完額納庫の原則、量入制出の原則)。

A5判774頁

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第四部[東洋経済史]4-9.財政

4 Oriental & African Economic History 4-9. Public Finance & Tax

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