民衆史の課題と方向

民衆史研究会【編著】

1978

三一書房

草創期の秋篠寺をめぐって—とくに京北班田図との関連において—(長岡篤)、延暦11年諸国軍団兵士制停廃の一考察(村岡薫)、東北民衆史の源流—東北における名神式内社の成立—(奥野中彦)、10・11世紀の四至について—板蝿杣と薦生牧—(黒田日出男)、「没官」小考—荘園領主権の一面貌—(永村真)、鎌倉時代の漂泊民信仰と悪党(新井孝重)、14・15世紀東国社会と農民闘争—闘争の展開と基盤の検討—(佐藤和彦)、一向一揆と寺内町の解体—服部之総『蓮如』をめぐって—(太田順三)、奄美群島における島民の主体的な行動について—『道之島代官記集成』記事の紹介を中心に—(三木靖)、奥州塙領蒟蒻騒動覚書—維新政権成立後の問題にふれて—(安在邦夫)、「コレラ騒動」をめぐる民衆と国家—新潟県を事例として—(大日方純夫)、民権期における地方支配と激化諸事件(佐藤政憲)、〝冬の時代〟下〝民衆〟の社会主義観—雑誌『近代思想』の受容を通して—(萩野富士夫)、中山晋平における「民衆」—「大正デモクラシー」と音楽表現—(岡田洋司)、軍ファシズムの民衆理念—宇垣一成を中心に—(中西吉治)、戦後における1つの都市論—田川大吉郎における東京都長官選挙立候補に際する—(成田龍一)、「国民的歴史学」における民衆史の構想(阿部恒久)、民衆史研究における文化の問題(鹿野政直)、付・会の歩みおよび会則、『民衆史研究』目録、ほか。

A5判382頁

日本語 / Japanese

第二部[日本歴史]2-1.通載

2 Japanese History 2-1. General

  • 日本
  • Japan