横浜大学論叢(社会科学系列)

横浜市立大学学術研究会

1957

9(3)

幕末における横浜の外国居留地問題

秋本 益利

安政5年の修好通商条約に基づいて各開港場に設立された外国居留地のうち、その代表的なものとして横浜における居留地の設定に関する経過について述べたもので、文化3年前後の鎖港攘夷運動がピークとなった時期において、英仏列強の対抗策が横浜居留地政策にどのように企図し、具象化されたかを、元治元年の「横浜居留地覚書」について述べ、さらにこれに対してわが当局がどのような対応の仕方を示したかを述べる。序言、攘夷派の激化に対応する英仏軍隊の駐屯、列強の強圧策としての元治元年「横浜居留地覚書」、居留地強圧策へのわが方の対応の仕方、結言、より成る。

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第二部[日本歴史]2-8.対外関係史

2 Japanese History 2-8. Diplomacy

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