9784876984787

野蛮と啓蒙―経済思想史からの接近―

Barbarism and Enlightenment: Elucidation from the History of Political Economy

田中 秀夫【編】

TANAKA, Hideo

2014

京都大学学術出版会

野蛮と啓蒙: 思想史から学ぶもの(田中秀夫)、〔ヨーロッパの初期啓蒙〕バロック期スペインから啓蒙へ―服従と抵抗(松森奈津子)、マリアナの貨幣論―貨幣を操作する暴君は王にあらず(村井明彦)、一七世紀イングランドのトレイド論争―オランダへの嫉妬,憧れ,警戒(伊藤誠一郎)、重商主義にみる野蛮と啓蒙―「帝国」の政治経済学(生越利昭)、スコットランドの文明化と野蛮―平定から啓蒙へ (田中秀夫)、〔盛期啓蒙―大ブリテン〕D・ロッホのスコットランド産業振興論にみる無知と啓蒙(関源太郎)、オークニー諸島の野蛮と啓蒙―改良と抵抗のはざまで(古家弘幸)、アダム・スミスの文明社会論―啓蒙と野蛮の諸相(渡辺恵一)、ジョセフ・プリーストリと後期イングランド啓蒙―奴隷制(松本哲人)、〔盛期啓蒙―フランス〕J・F・ムロンの商業社会論―啓蒙の経済学(米田昇平)、ムロンとドラマール―一八世紀前半フランスのポリスと商業(谷田利文)、モンテスキューと野蛮化する共和国像―共和主義的「文明」理解の盛衰をめぐって(上野大樹)、テュルゴとスミスにおける未開と文明―社会の平等と不平等(野原慎司)、ルソー焚書事件とプロテスタント銀行家―焚書と啓蒙(喜多見洋)、〔啓蒙の終焉と継承〕、ランゲと近代社会批判―永遠の奴隷制と野蛮 (大津真作)、クリスティアン・ガルヴェの貧困論―文明化のなかの貧困と人間(大塚雄太)、ペイン的ラディカリズム対バーク,マルサス―市民社会における有用性と野蛮(後藤浩子)、マルサスのペイン批判―啓蒙の野蛮化との戦い(中澤信彦)、ドイツ・ロマン主義の経済思想家における啓蒙と野蛮の問題―アダム・ミュラーとフランツ・フォン・バーダー(原田哲史)、近代文明とは何であったか(田中秀夫)。

A5674頁

日本語 / Japanese

第五部[西洋経済史]5-12.政治経済思想

5 European & American Economic History 5-12. Economic, Political & Social Thought

  • 第五部 [西洋経済史] 5-10. 社会組織・社会問題
  • 5 European & American Economic History 5-10. Social Problem, Movement & Organization