ヨーロッパ世界の形成過程の研究

三浦 弘万【著】

1993

杉山書店

〔ヨーロッパ世界への序曲〕問題の所在とヨーロッパの源流、古代ゲルマン諸部族の発達とその宗教・社会経済状態、古代ゲルマンの民会をめぐる諸問題、〔ゲルマン古代末期の諸定住と人びとの社会経済生活の推移〕ゲルマンのヴァイラー[Weiler]における個別経営・隣人共同体および社会階層の実態—フリースラントのフォホテロー定住の考察とその位置づけ—、ゲルマンの定住における分業の発達と階級関係の実態—2〜4世紀の盛り土定住フェッダーゼン・ヴィールデの考察—、家屋敷居住主体の生活、村落的定住および農業・手工業の発達—北東部ドイツ地域、ニーダーラウジッツ、カラウ地区のゲルマン諸定住の実態—、〔ローマ古典古代におけるキリスト教の伝播と民族大移動期のゲルマン諸部族〕ローマ古典古代のもつ限界性とキリスト教の伝播、民族大移動期のゲルマン諸部族とそれに続く政治的社会的発展、〔ヨーロッパ地域における中世初期の人びとの生活と国家統治〕ヨーロッパ地域における中世初期の定住と家屋敷の発展、村落における農民層と家族形態、中世初期の村落と城塞—北東部ドイツ地域、ニーダーラウジッツ、カラウ地区のスラヴ諸定住の実態についての考察—、人びとの食糧・生産・交易、ザクセン部族集団とフランク王国の統治形成、おわりに、索引。

A5判660頁

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第五部[西洋経済史]5-1.通載

5 European & American Economic History 5-1. General