九州文化史研究所紀要
九州大学九州文化史研究所
1959
7
近世初期肥後国衆一揆の構造—天正15年検地反対一揆—
森山 恒雄
近世初頭における肥後の国衆一揆を、秀吉が一揆の原因として指摘した知行と検地の二方向から分析、名主・名主百姓による一揆ではなくて、「寄合中」「衆」等の族団的結合の国衆が自己封建領主化の途をとざされたことと、国衆に結合された有力名主層及びそれを支える同族団即ち全農民層とが合一して行われた一揆であったことをのべ、織豊政権打倒ではなく、旧領安堵が第一目的であったとしている。
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第三部[日本経済史]3-24.社会問題・社会運動
3 Japanese Economic History 3-24. Social Problem, Movement & Organization
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