9784861631528

アダム・スミスの資本主義の精神から―一理論経済学徒の思い―

芳賀 半次郎【著】

2010

東北大学出版会

まえがき、〔いまの「市場競争主義」はほんとうのものだろうか〕self-interestを「利己心」という日本語に訳すことは妥当であろうか、「利己心」でなく「自己愛」そして貧しいものへの共感は最後の時期没前まで補足された『道徳感情論』の中で述べられている、本当の「国富」というのは何か、世界の現状、スミス当時のイギリスの経済事情、スミスの「生産的労働」の定義からわれわれは何を学ぶか、むすびにかえて、〔チャップリンの平和思想と日本国憲法〕チャップリンの「独裁者」、先輩の日本人は「憲法九条」をすでにつくっていた、一国の寸描、裸の王様、〔平和への願いと命の尊厳〕現状への不安、自衛隊から学部長室への電話、安倍晋三の尊敬する祖父岸信介、沖縄に対する責任、藤原正彦の『国家の品格』への疑問、ベトナム人・中国(香港)人を養子にするイギリス人と韓国人を養子にするイタリア人、クリスマスカードや賀状における挨拶の欧米との違い、小鳥でさえキスするのに、小泉首相と郵政法案についての疑問、イマジンと安倍晋三の「美しい国」、経済成長の指標としてのGDPの問題性、ミリタリズムとの戦い、結びにかえて、〔大学における身体障がい者問題〕「心身障害者」の教育、桑島治三郎先生のこと、あとがき、引用文献一覧。

B6209頁

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第三部[日本経済史]3-26.社会経済思想

3 Japanese Economic History 3-26. Social & Economic Thought

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