一橋大学研究年報(経済学研究)
一橋大学
1958
2
ビザンツ農民に関する若干の考察
渡辺 金一
ビザンツ後財の農民は自由農民であったとする定説ならびに自説を修正して、国家への隷属農であったとするオストロゴルスキーの新説、ならびにこれをさらに批判して、自由農の存在を主張するカラヤノプロスの説などを問題とし、このような研究状況のもとにあっては、個々の問題点を適確に把握する必要があるとして書かれた詳細な論文である。
日本語 / Japanese
第五部[西洋経済史]5-10.社会組織・社会問題
5 European & American Economic History 5-10. Social Problem, Movement & Organization