史学雑誌

史学会

1959

68(12)

第一インター前後のパリ労働者階級の状態について

柴田 朝子

1863・4年の選挙における労働者の政治活動を中心として、第一インター成立前夜のパリ労働者階級の状態を考察したもので、彼らの間に連帯的な階級意識は生れはじめていたけれども、なおその社会的基盤を旧い手工業的小規模経営におく、職人労働者を中心としていた点で一定の限界をもっていたことを主張している。

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第五部[西洋経済史]5-10.社会組織・社会問題

5 European & American Economic History 5-10. Social Problem, Movement & Organization