歴史学研究

歴史学研究会

1960

237

フランスにおける資本と労働の初期的対抗と6月事件

喜安 朗

フランス産業資本の発展の型に規定されて、7月王政期の賃労働はいかなる性格をもつか、またそこでの労働運動が2月革命期にいたっていかなる段階に達していたかに検討の中心をおき、そして6月事件をかかる前提条件のうちに位置づけることによって、そのもつ問題性を明らかにしたもの。

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第五部[西洋経済史]5-10.社会組織・社会問題

5 European & American Economic History 5-10. Social Problem, Movement & Organization