三田学会雑誌

慶応義塾経済学会

1961

54(7)

1890年から1914年にかけてのドイツ労働運動における若干の問題

飯田 鼎

W・バルテルの研究「軍国主義と戦争と闘うドイツ社会民主主義左派」に対する批判として、1890年ビスマルクの退場と社会主義鎮圧法撤廃以後のドイツ労働運動の発展を概観し、そのなかで中央派(ベーベル・カウッキー)の日和見主義移行の基盤がどこにあるかを検討する。

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第五部[西洋経済史]5-10.社会組織・社会問題

5 European & American Economic History 5-10. Social Problem, Movement & Organization