三田学会雑誌
慶応義塾経済学会
1955
48(2)
幕末期における村落窮乏の一例
志田 節子
武蔵国多摩郡澤井村について、まず農業経営、農間稼ぎ、農家餘業を検討して、地勢上から純粋に農業生産だけによつて生活しえず、早くから貨幣経済に入らざるをえなかつた事情を明かにし、次いで天明3年、天保7年の飢饉が、このような村の経済的性格を媒介として、窮乏をその頂点にまで達せしめた過程を論じている。
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第三部[日本経済史]3-4.村落・都市
3 Japanese Economic History 3-4. Village & City
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