商学論集

福島大学経済学会

1971

40(2)

産業別労働組合運動史研究の意義と方法について

相沢 与一

筆者は、かつてイギリス労働組合運動の主要な一構成部分であった炭鉱業の労働組合運動史について、経済的基礎との連関と労資の政策的対抗関係に焦点をあてて、19世紀末大不況期から1920代までを追跡した一連の論文を発表しているが、本稿はその研究過程で生じた産業別史研究の意義と限界、その方法についての筆者の考えを一般的な形で提示しようとしたものである。

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第五部[西洋経済史]5-10.社会組織・社会問題

5 European & American Economic History 5-10. Social Problem, Movement & Organization