社会科学研究

東京大学社会科学研究所

2001

52(3)

フランス第二共和制期における選挙制度改革の論理

小田中 直樹

1850年5月31日に成立した選挙法の制定・施行の過程を分析し、同法が貧しい民衆から選挙権を剥奪することを意図したものであり、支配階層内部の2つの勢力の妥協の産物であり、背景に支配階層の選挙や政治にたいするイメージの変化があったことを明らかにする。

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第五部[西洋経済史]5-13.政治・法制

5 European & American Economic History 5-13. Politics & Law

  • 法制・政治・軍事
  • Law, Politics & Military