中世国家成立過程の研究

奥野 中彦【著】

1979

三一書房

〔律令土地所有制とその変質〕律令土地財源の性格とその変質過程—官田・公営田を例として—、「初期庄園」の没落について、8・9世紀における私的大土地所有制の歴史的性格、〔律令国家転換期の農村の動向〕「延喜荘園整理令」と在地の関係、律令国家転換期における郡司層とその動向、律令国家の転換と村落の動向、古代「立券」に関する2・3の問題、在地刀禰の形成と展開—9・10世紀における国衙支配の農村、平安時代における荘田田堵の荘住人化過程、〔荘園制・領主制の形成をめぐって〕荘園制形成過程における郡司層の動向、平安時代の伊勢神宮、平安時代における荘園領主と国衙との相剋、中世本所法形成の一考察、〔中世収取体系の成立〕平安時代の流通、交易雑物制の成立—貢献制から交易制への展開—、臨時雑役の成立と展開、加地子の成立—中世負担体系成立の一考察—、〔中世社会形成期の民衆像〕中世成立期農村史における中小農民の役割、平安時代における農民意識の転換—呪術的生活観より仏教的生活観へ—、中世社会形成期における民衆生活の非農的側面、〔中世社会の成立をめぐって〕古代的勧農より中世的勧農への展開、治承・寿永内乱の歴史的前提、御成敗式目第四二条の規定をめぐって—中世の所有と法についての一試論—。

A5判542頁

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第二部[日本歴史]2-3.中世史

2 Japanese History 2-3. Medieval

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