9784784213894

公家と武家Ⅳ―官僚制と封建制の比較文明史的考察―

笠谷 和比古【編】

2008

思文閣出版

序論 前近代社会における官僚制と封建制の歴史的意義(笠谷和比古)、〔日本〕律令官僚制と貨幣経済(平山朝治)、制度(システム)の〈ウチ〉と〈ソト〉 (深沢徹)、曽我物語にみる源頼朝の王権確立をめぐる象徴表現について(會田実)、日本中世における文人政治と武人政治(上横手雅敬)、孝養から見た鎌倉時代の家族(辻垣晃一)、五山禅僧の「文官」的性格(原田正俊)、武士領主制の展開における国郡の枠組みと国役制度の位置(笠谷和比古)、諫言の近世日本思想史(前田勉)、武家官僚制の一視角(谷口昭)、『川路聖謨遺書』と『東照宮御遺訓』(竹村英二)、〔東アジア〕高麗末・朝鮮初期の私兵と文・武官制の史的意義(平木實)、西晋における諸王の封建と出鎮 (辻正博)、科挙一瞥 (池田温)、明朝官制の品級構造(谷井俊仁)、清朝末期における湖南省の湘郷の曾氏一族(孫承)、〔中東・西欧〕イスラームの騎士と官僚(佐藤次高)、元首政期ローマ帝国におけるギリシア世界の変容(桑山由文)、15世紀フィレンツェの領域支配と支配権の理念(徳橋曜)、ヨーロッパにおける主従関係と住民把握の論理(村山聡)、9~12世紀フランスにおける王権・権門・助言による統治(イヴ・サシエ/江川温訳)、エドワード1世期司法官僚ロウジャ・オヴ・レスタの経歴と国王の立法活動(朝治啓三)。

A5529頁、執筆者一覧3頁

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第一部[総覧]1-8.歴史一般

1 General History 1-8. History in General