史学

三田史学会

1958

31(1-4) 合併号

白石の史学について

松本 芳夫

白石の史学の特色について、彼の著書紹介、彼の研究法は外国史料を参考にし、実証主義で証拠にもとづき、言語学的には時代の言語を重視、考究に地中出土品を用い、神話の取扱には失敗、合理主義は彼の性格による、彼の封建思想は徳川氏の制覇を正当づけ、彼の尚古思想は儒学に由来す、彼の史学は近代的特色を有しながら生きた時代と修めた教養と置かれた地位との制約を離脱できなかった。と云うことをのべている。

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第二部[日本歴史]2-9.思想史

2 Japanese History 2-9. Thought

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