阿部謹也著作集 第9巻 自分のなかに歴史を読む・北の街にて

阿部 謹也【著】

2000

筑摩書房

〔Ⅰ・自分のなかに歴史をよむ〕私にとってのヨーロッパ、はじめてふれた西欧文化、未来への旅と過去への旅、うれしさと絶望感の中で、笛吹き男との出会い、2つの宇宙、ヨーロッパ社会の転換点、人はなぜ人を差別するのか、2つの昔話の世界、交響曲の源にある音の世界、あとがき、〔Ⅱ・北の街にて〕北の街へ、小樽の四季、ヨーロッパ中世遠望、人倫の厄、寮問題から学園闘争へ、鏡の音に聞くヨーロッパ、ヨーロッパと日本、笛吹き男との出会い、ゲッティンゲンの人びと、編集者たち、差別と賤視、旅の記憶、「世間」の構造、日本における「個」のあり方、学ぶということ、遍歴学生の世界、北の街との別れ、西さんとの別れ、あとがき、〔Ⅲ〕社会史とはどういう学問か、ドイツにおける「地域」について、西洋中世の下層民について、狐、〔Ⅳ〕大学における学問研究とは何か、自分自身の問題と学問との接点、若かりし頃・心のふるさと、私の中学生時代、『ガリア戦記』からの出発、生を捉えるための学業、めぐりあい この1冊、幼児体験が生み出すもの、大いなる時間、師との出会い、あのとき あの言葉、社会史と民族学、プロイセンのぬきんでた史料に興奮し、視点、読書日録、読んで楽しい“出版案内”、学究の場としての日常生活、二十代と六十代のゼミナール、私塾の夢、「漂泊」の思想、海こそ死後の居場所だと思う、空白の10日間、レコードこの1枚、エディット・ピアフ、若い日の私、小樽、石神井の想い出、小平の日々、強風弱風、ハインペル教授のこと、まいふれんど、上原専禄先生を想う、追悼 増田四郎先生、西順蔵先生、孤独との闘い 秋元松代先生、〔連載9・西欧中世における死生観と宇宙観の交錯〕無学の知慧、解題。

A5判563頁

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