大阪大学経済学
大阪大学経済学部
1955
4(4)
『部落』に於ける土地所有の問題—畿内綿作地帯の部落構成—
北村 貞樹
はしがき、A村の性格、人別帳に現われた差別待遇、部落民の窮迫、土地所有関係 むすび、より成る。封鎖性をもつ部落の農民も一般農民と同じく、階層分化の過程に土地を喪失してゆき、大地主=商人高利貸資本に従属する。しかも同じ被搾取者である農民と部落民は階級政略のために反目し、封建権力に向うべきエネルギーをスポイルされる。この点を阿内国若江郡荒本村についてのべたものである。
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第三部[日本経済史]3-11.土地制度
3 Japanese Economic History 3-11. Land System
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