コミュニケーションの社会史

前川 和也【編著】

2001

ミネルヴァ書房

〔遠くに伝える〕初期メソポタミアの手紙と行政命令文(前川)、広域情報伝達システムの展開とトゥルン・ウント・タクシス家—16・17世紀における帝国駅逓の拡充を中心に(渋谷聡)、メディアとしての聖地巡礼記—中世地中海世界の情報網(高田京比子)、地の果ての外交—16世紀のモルッカ諸島とポルトガル(合田昌史)、〔語りかける〕文字のかなたに—15世紀フィレンツェの俗人筆録説教(大黒俊二)、「聖年」の誕生—「うわさ」の生み出したもの(山辺規子)、聖餐式と会衆歌(渡邊伸)、恋文と新聞のあいだ—近世ポーランド王権とニュース・メディア(小山哲)、〔語りあう〕農村の時間認識と歴史(森明子)、コミュニケーション過程としての啓蒙主義—18世紀末ドイツ読書協会(三成美保)、会話と議論—18世紀フランスにおける社交の衰退(富永茂樹)、ラテン語とドイツ語のはざまで—生存闘争のなかの人文主義者(佐々木博光)、〔争う〕中・近世ドイツ農村社会の武装・暴力・秩序(服部良久)、名誉の喪失と回復—中世後期ドイツ都市の手工業者の場合(田中俊之)、あとがき。

A5判434頁

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第五部[西洋経済史]5-14.歴史・その他

5 European & American Economic History 5-14. Others