人文研究

大阪市立大学文学会

1952

3(11)

ヘツベルに於ける歴史の問題

溝邊 龍雄

ヘツベルにとつては人生は意志の衝突矛盾対立として意識せられ、把握せられる。即ち人生は常に2つのものの対立として、それの分裂矛盾として現われる。人生の姿は即ち二元性に他ならない。かくして、ヘッベルが歴史をながめ、劇の研究に当つても常にこの二元性を求めてなされているとする。

日本語 / Japanese

第一部[総覧]1-5.歴史一般

1 General History 1-8. History in General