歴史学研究
歴史学研究会
1954
173,177
朝鮮における封建体制の解体と農民戦争—甲子農民戦争に関する若干の研究—
姜 在彦
李朝の末期1894年に起つた甲子農民戦争は、当時の数多くの農民反乱と趣を異にして封建体制に根柢的な打撃を与えたばかりでなく朝鮮へ食い込んでいた外国勢力に対しても甚大な動揺を与えた。本研究は、これを (1)問題把握の視点 (2)封建体制の内的矛盾と列強資本主義の侵入 (3)東学思想及び運動と農民の集団的連帯性の形成 (4)本格的な農民戦争の展開 の4項に分けて考察したもので、従来の研究の不十分な点をできるだけ満たそうと努めている。
日本語 / Japanese
第四部[東洋経済史]4-10.社会組織・社会問題
4 Oriental & African Economic History 4-10. Social Problem, Movement & Organization
- アジア・アフリカ
- Asia and Africa