歴史
東北史学会
1958
16
幕末地主小作関係の具体的一形態
丸井 佳寿子
養蚕地帯として有名な信達地方の1部福島県伊達郡伏黒村の地主富田家の史料を分析の対象とし、養蚕地帯には蚕種経営によって生じた、安定した耕作権の強固な小作関係がみられ、そこでは小作農経営の拡大ならびに地主層の地主的側面の成長が約束された事、従って幕末における当地方には地主対小作の対抗関係はみられず、領主権力に対する地主及び小作農という形態が生じたと結論する。
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第三部[日本経済史]3-11.土地制度
3 Japanese Economic History 3-11. Land System
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