古代の日本と渡来の文化
上田 正昭【編】
1997
学生社
まえがき(上田正昭)、漢字文化の受容と展開(上田正昭)、〔東アジアの史脈〕彦山・秦王国・新羅花郎(大和岩雄)、アメノヒボコと難波のヒメコソ社神(高寛敏)、酒と渡来人(井上満郎)、判を通してみた唐代の都城管理(愛宕元)、則天造字と日本における「則天文字」の受容(王維坤)、鑑真将来経の行方(栄原永遠男)、「百済新撰」と昆支(李根雨)、韓半島の前方後円墳形古墳の名称検討(姜仁求)、アメノヒボコ伝承再考(千田稔)、弥生・古墳時代の墳丘墓から見た古代中国の影響(王巍)、狛犬の名の由来(坂元義種)、象嵌技術の系譜(西谷正)、長鼓形古墳から前方後円墳へ(猪熊兼勝)、新羅五小京の成立と国原小京(田中俊明)、〔国家権力と地域文化〕隼人の移配と律令国家の形成(中村明蔵)、古代官衙群の地域展開試論(関和彦)、古代近江の早馬道(山尾幸久)、宮都と郡の関係についての小考(櫛木謙周)、古代の戦争(野田嶺志)、伊勢神宮の建築と儀礼(榎村寛之)、古代出雲の渡来文化(白石昭臣)、あづまのくに—古代東国史論(熊倉浩靖)、石製腕飾類と鏡の配置から見た呪術性(河上邦彦)、青銅器の埋納法(勝部昭)、前期古墳の年代の再構築(菅谷文則)、神武天皇東遷と宇陀の古墳(泉森皎)、平安末期の村上源氏(元木泰雄)、〔文学と民俗・思想の諸相〕「回」「S」「瓠」の神話学と宗教学の考察(李均洋)、『日本霊異記』長屋王説話の民俗的性格(丸山顕徳)、讃岐配流中の崇徳院の実像(山田雄司)、仏教的蘇生譚の土着(寺川真知夫)、ナキサハノモリ伝承論(上野誠)、「坐」字と神(白江恒夫)、覔寛国史について(土橋誠)、『清寧・顕宗記』について(フランソワ・マセ)、永観の宗教活動(田中文英)、日中神話における雷神(中西進)、風土記の中の神仙思想(瀧音能之)、忍坂大中姫と允恭天皇(松下煌)、出雲の石神(宮澤明久)、神仙思想と常世信仰の重層(和田萃)、「あとがき」にかえて(井上満郎・和田萃)。
A5判622頁
日本語 / Japanese
第二部[日本歴史]2-2.古代史
2 Japanese History 2-2. Ancient
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