経営志林
法政大学経営学会
2001
38(2)
戦時計画経済と企業経営:日本電気の事例に基づいて—経済の計画化は企業経営原則にいかなるダメージを与えたか—
橋本 寿朗
問題提起、戦時計画経済化(戦時経済システム)、計画化過程の混乱と経営原則の腐食(トップマネジメントと軍の介入、徴用・動員そして労働の希釈化、総合原価制度の崩壊:合理的計算価格の不在、地方分散・工場疎開と生産システムの解体、「統制会」の形骸化と資材不足、「協力工場」の機会主義的行動、軍による金融と形骸としての金融システム)、むすびにかえて:失われた合理的組織運営の記憶。
日本語 / Japanese
第三部[日本経済史]3-19.企業・組合
3 Japanese Economic History 3-19. Business & Union
- 日本
- Japan
- 企業・組合
- Business and Association