歴史評論

歴史科学協議会

1977

331

三浦命助「松前」移住論の史的意義—『獄中記』史料批判を通して—

菊池 勇夫

はじめに、2つの『獄中記』の構成と異同、A帳の領主観と「経営」構想、B帳の領主観と松前移住論、おわりに。嘉永6年の盛岡藩三閉伊通一揆闘争の指導者であった三浦助命の『獄中記』4冊に、展開された領外移住論の内容を分析検討する。ひらかな文で書かれた3冊をA帳、かたかな文の1冊をB帳としている。

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第二部[日本歴史]2-9.思想史

2 Japanese History 2-9. Thought

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