日本古代社会の史的展開
薗田 香融【編】
1999
塙書房
はじめに(薗田)、〔古代政治の展開〕応神朝にいたる歴史過程(若井敏明)、吉士と淀川水系(狩野直敏)、有間皇子事件の再検討(寺西貞弘)、中大兄皇子と皇位(中西康裕)、天智天皇の称制について(松尾光)、律令成立期の疎遠な皇親について(内田正俊)、養老遣唐使の唐服着用のもつ意味(新蔵正道)、大宰府の国書開封について(中西正和)、施薬院と悲田院について(井上温子)、国府とその構成(八木充)、〔律令財政の特質と国家の変貌〕クラの思想(大津透)、藤原仲麻呂家における写経事業(栄原永遠男)、正倉管理と分付(渡辺晃宏)、公出挙貸付の実態の再検討(舟尾好正)、和同開珎の基礎的考察(森明彦)、初期平安宮にいたる宮城十二門号(西本昌弘)、9世紀の「紀伊国四売券」について(波々伯部守)、延喜式諸国行程の成立(榎英一)、国司の船旅(松原弘宣)、国司苛政上訴についての一考察(寺内浩)、行基寺院菩提院とその寺田(吉川真司)、律令課役制二題(鎌田元一)、〔古代人の思想と信仰〕〈聖徳太子〉をめぐる若干の問題(その2)(大山誠一)、蔭贖考(水本浩典)、婆羅門僧正(菩提僊那)の剣(田島公)、伊勢神宮における祭主支配の成立と展開(勝山清次)、初期神仏習合の一考察(榎村寛之)、礼制と楽(畑井出)、歌女とその周辺(文珠正子)、あとがき。
A5判550頁
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第二部[日本歴史]2-2.古代史
2 Japanese History 2-2. Ancient
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