一橋論叢

一橋大学一橋学会

1955

33(1)

古代文化没落論をめぐる社会経済史的問題の一性格

内田 芳明

古典古代世界没落の問題についてのロストフツエフとウエーバの所論を、オイコス経済論にしぼつて対比しつつ説明すると共に、ウエーバーの見解をおしすすめて、ローマの大土地所有(オイコス)の発展が都市貴族を中核とするローマ都市共同体に特有な性格に由来すること、オイコスの基盤がクリエンス的支配機講にあることを主として論じている。

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第五部[西洋経済史]5-3.原始産業・土地制度

5 European & American Economic History 5-3. Primary Sector of Industry & Land System