西洋史学

日本西洋史学会

1955

25

フイジオクラアト運動の歴史的役割

河野 健二

18世紀の半ばからフランス革命までの間に、ケネーを中心として展開された農業近代化の運動であるフィジオクラァト運動が「封建制から資本主義への移行」に対してどのような意義ないし役割をもつたか、という問題点を新しい史料を用いて再検討したもので、内容は、1 フィジオクラァト運動の基本綱領、2 フィジオクラァト運動の土地改革としての側面、3 農業改革としてのフィジオクラァト運動、4 当時の社会的現実のなかでフィジオクラァト運動が占めた位置およびその役割、5、フィジオクラァト運動とフランス革命との関係、に分れている。

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第五部[西洋経済史]5-3.原始産業・土地制度

5 European & American Economic History 5-3. Primary Sector of Industry & Land System